USBメモリやSDカードには寿命があります。
正しく使っていても、あるファイルだけ開けなくなったり、最悪の場合、ある日突然、読み込めなくなったりします。
するとあなたの大切なデータが全てダメになってしまい、取り返しがつきません。
ここではUSBメモリやSDカードの取り扱い方法や、バックアップの対策について考えます。
精密機器であることを忘れない!
手軽に使えるUSBメモリやSDカードは、ポケットやカバンの中に入れてもかさばらず、持ち運びにも便利です。
しかしそれらは精密機器なので、高温多湿はもちろん、ホコリっぽいところや衝撃にも弱いので、本来は慎重に扱うべきものです。
また、忘れがちですが、静電気に対しても弱いので、冬場などは特に気を付けるようにしましょう。
大切に扱っていても…
高温多湿、ホコリ、衝撃、静電気…、これらに気をつけて大切に扱っていても、紛失すれば終わりです。
また、何の落ち度もなく使っていても、何度もデータを書き換えてたり長期間通電していなかったりするとデータが消えてしまう場合もあります。
なので、USBメモリは故障や紛失するという前提で、複数のUSBのメモリにデータを保存するようにしましょう。
更に用心するなら、同じ機種にせず、メーカーを違えておくと良いでしょう。
同じ機種であれば、そのロット全てが不良品ということもあるからです。
しかしメーカーを違えておけば、その心配がなくなります。
なお、メーカーによっては手厚い保証がある場合もありますが、しかしそれは機器に対してであって、あなたのデータが復活するという意味ではないのです。
これは当たり前のことですが、大切なことです。
テレビが壊れて新しいものをもらえたとしたらそれでOKですが、USBメモリが壊れて新しいものをもらったとしても、その中にあなたのデータは無いのです。
なので大切なデータは必ず複数のUSBメモリでバックアップするようにしましょう。
保管場所もバラバラにする
同じデータを保管したUSB-AとUSB-Bですが、その保管場所もバラバラにしておくべきです。
同じ場所に置いておくと、ちょっとしたハプニングで同時に壊れるからです。
机の上に並べておいたところにコーヒーをこぼすかもしれません。
こんなことを避けるために、Aは寝室に、Bはリビングにと分散させておくのです。
たったこれだけでも、少しはリスクが軽減されます。
更に重要なデータであれば、自宅と職場に置きましょう。
もちろん職場が安全だという前提ですが。
ありえない小ささのマイクロSDカード!
マイクロSDカードは本当に便利です。
これだけ小さければ、どこにでも隠せるからです。
隠し場所のアイディアはいくらでもありますし、携帯するのも容易です。
ただし、繰り返しになりますが、あくまで精密機器なので高温多湿、ホコリ、圧力、衝撃、静電気などに弱いことを忘れないようにしましょう。
しかしそれらに気をつけておけば、安全にあなたのデータを保管することができます。