泥棒対策は頭の痛い問題です。
自宅に一切の現金・貴重品を置かないわけにはいきません。
自宅は普段の生活場所なので、急な出費や代引きの支払いなどで、多少の現金を置いておく必要があるからです。
全ての人が銀行の貸金庫を借りるわけにもいかないので、現金以外の貴重品も置いてあるでしょう。
泥棒に入られると、そんな室内を荒らし回されてしまいます。
しかしそんなときでも、少しの対策で被害を最小限にできるのです。
ミニ金庫を置いておく
盗られても良い金額しか置かない、これは基本です。タンス預金は小額に越したことはありません。
ただ、全く現金が無いと、泥棒に逆恨みされる恐れがるので、あえて分かりやすい場所にミニ金庫を置いておきます。
泥棒が入ったら必ず物色するであろう引出しに、ミニ金庫を入れておくのです。
これは泥棒に持って行ってもらうための金庫なので、3,000円程のものを買えば充分です。耐火・耐久性を考慮する必要はありません。
そしてミニ金庫の中に5,000円程の現金を入れておきます。
空の金庫だと泥棒によっては「バカにされた」と思い、思わぬ逆恨みを買ってしまうからです。
なので「ゼロよりマシか」という程度の金額を入れておくのです。
金庫代の3,000円と5,000円で1万円弱の被害は痛いですが、逆恨みされるより百倍マシです。
机の引出しにも数千円を
また、机の引出しにも現金を入れておきます。
これも泥棒に対する逆恨み対策です。
散々物色してもめぼしいものが全く無かった場合、腹いせに家電や家具を壊していく泥棒がいます。
こんなことになるくらいなら、数千円の現金でさっさとお引き取り頂くほうが得策です。
小額でも現金を盗まれるのは悔しいですが、酷い目に遭うことを考えれば、まだマシというものです。
金庫は見つからないように
大きな金庫があれば安心かと言えば、そうとも言えません。
なぜなら大きな金庫を目にした泥棒は、その日はさっさと撤退して後日、複数人で盗みに来る可能性があるからです。
そのときは作業服で引っ越し業者を装って来るでしょう。
そうなると、大きな金庫を白昼堂々と運び出していても誰も怪しみません。
そうならないために、金庫は隠しておくのが正解です。
窓から見えない場所に設置するのはもちろん、設置したら日曜大工で覆いをして、棚かサイドボードのような見た目にしておくとよいでしょう。
少しくらい使い勝手が悪くなっても、隠してしまうことを優先すべきだと(心配症の私は)思います。
分散管理がイチバン!
これは現金や貴金属だけの話ではありませんが、やはり分散管理が一番です。
大切なものは一ヶ所に置かず、必ず分散管理する。
どんなに分かりにくい場所に隠しても、あるいは安全な場所に隠しても、貴重なものが一ヶ所にあるのは危険です。
ここでは泥棒について書いていますが、火事もあれば津波もあるので、大切なものは必ず複数ヶ所に保管するようにしましょう。
まとめ 「5~10分」を乗り切ればいい!
泥棒の滞在時間は平均で5~10分程度という統計があります。
泥棒の立場からすれば、いつ帰ってくるか分からない家主に遭遇しないために、限られた時間で急いで物色する必要があるのです。
なのでこの時間を乗り切れば、ある意味安心です。
そのために…、
- なるべく貴重品は置かない
- 5,000円札が入ったダミーの金庫を置いておく
- 泥棒の視線が行きづらいところ(目線より上)に貴重品を隠す
- 貴重品は分散しておく
…などの対策を取りましょう!